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miemiとミーミとmiemiの部屋

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突然の入院

先生から放たれた「軽いうつですね」・・ハハハ・・「軽い」・・その日は夜、眠れないと言う私に軽い睡眠薬とこれまた気休め程度の抗うつ剤を処方してくれた。「また1週間後に・・」先生はそう言った。睡眠薬を飲めば寝れるものだと思い切っていあたし。・・・ぜんぜん変わらない・・寝れない・・そんなこんなで瞬く間に1週間が過ぎた。先生との2回目の対面。あたしは今までの経緯を詳細に話した。それを聞いた先生は・・少し間があった・・「入院しましょうか・・」・・・「入院??」1週間前は「軽い」って言ってたはず・・目の前が真っ白になった。さすがのあたしも「精神病院に入院」は気が引けた。そんなことも露知らずな感じで入院への手続きが始まった。「では、○日の○時に本院の方へ」
当日、2、3ケ月と言われていた入院。荷物も山のようで運ぶのに一苦労。いざ!出陣!!病棟に足を踏み入れたあたしは秒殺でノックアウト・・・「無理!無理!!無理!!!無~理!!!!」涙目のあたし。そこは遥かに想像を越えていた・・・普通に生活していたあたしには相当のカルチャーショック。「もう帰りたい・・・」そうしてあたしの入院生活は始まった。その夜、と、言っても夕方の5時。夕食。早い・・出てきたものはあたしのこの世で1番嫌いなキノコづくし・・初日から先が思いやられる・・最初の1週間で眠れなかったと言ったあたしにはまた少し違う睡眠薬が渡された。消灯は10時・・早い・・9時になるとテレビは消されそれと同時に寝る人もいる。早い・・あたしはもちろん緊張と以前からの不眠で寝れないのは当然。しかし、朝も早い。6時半にはたたき起こされる。通りで皆、一斉に寝るわけだ・・7時、朝食。規則正しい、ご飯も質素。ようやっと寝れるようになったのは1週間後だった。そうして時が経つうちに慣れてきた。他の患者さんと話すようになったり看護士達とも和んでいた。それもそのはず、その病棟は半分はマンネリ化した人が多い。繰り返し繰り返し入ってくる人も多い。新患のあたしには手探り状態で接してくる看護士、腫れ物にでも触るかの如く接してくる看護士。そこで出会った1人の患者さんと仲良くなった、歳も近かったし。でもその出会いこそがこれから始まる地獄とは知る由もない。


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